先日、
研修先の病院で
声をかけられました。
「先生!私のこと覚えてる?」
はい!Kさん、
当然覚えています。
そのKさん、
学生時代とは全く
雰囲気が全く違う!
正直、
手をやいた生徒の一人。
担任をした生徒ではなく、
授業だけ行った学年の子。
とにかく、
いつも授業中注意をしていたので
忘れるわけがない生徒(笑)
その子が
「先生、学校辞めたんよ。
今、ここで助手してるんよ。
でね、
もう一度看護学校に
行きなおすよ。
社会に出て初めて気づいた。
あの時、
どれだけ幸せな
環境だったか。
毎日先生に怒られてたけど、
反発してたの後悔してる。
あの時の先生の言葉の意味が
今やっとわかったよ。」
そう話すKさんの顔は
輝いてました。
とっても!!
高校で生徒に関わったのは
たったの2年間。
最後の担任をした
この子たちも
もう新人ナースとして
今年社会へ巣立ちました。
この子たちに
自分たちのいる環境が大事!
出会う人が大事!
言葉が大事!
などなど
本気で向き合い伝えていました。
最初高校生の頃に出会ったとき
教室がまず荒れていました。
移動教室のあとを見回ると
机にはジュースや
パンの食べかけがそのまま。
床には教科書を直置き。
ロッカーには荷物を
無造作に突っ込んでいる。
ロッカーの棚の上には
私物が散乱・・・・。
何度も何度も
一緒に片づけをしました。
生徒が下校してから
教室をさらに掃除をする。
机の位置を整える。
ボーっとその様子を
見ていた生徒が
手伝ってくれるようになりました。
数ヵ月後は
抜き打ちで教室へ行っても
きれいになりました。
授業の中でも
特別授業を取り入れ
自分たちで考えて
意見を話す時間を設けました。
どうやったら、
面白くない内容の授業に
興味を持ってもらえるか?
工夫の毎日でしたね(笑)
学校行事は
生徒以上にワクワク楽しむ!
どの学年の生徒にも
本音で話し
いつも本気で
向き合ったと思います。
ので、
数年たって
声をかけてくれたことも
嬉しいですね。
すごく!!
さらに、
一旦あきらめた看護の道を
自分の力で
再チャレンジすること。
素晴らしいです。
ストレートにいくより
回り道をしてもいい。
考え方にも幅がでて
成長幅が広がるから。
あきらめずに
これからも前へ進んでほしい!
そう思いながら
Kさんを見送りました。
Kさんも
これまでかかわった生徒も
自分らしく
キラキラ輝いてほしい!
それを応援することが
私の夢でもあります。
Kさんとの再会で
私も元氣になりました。
これからも
応援していますね。
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