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命日に想うこと

12月3日は父の命日です。

 

子どもの頃から

 

社会人になるまで、

 

あまり父とは口をきかず

 

避けて過ごしました。

 

なぜなら、

 

父は厳しく、

 

なにかあると理由も聞かずに

 

怒ることが多かったので

 

口下手な私にはいつも

 

頭ごなしに

 

怒鳴られていました。

 

 

そんな父の余命が

 

あと少しと感じたとき

 

家族で最期の海外旅行へ

 

出発しました。

 

 

 

 

この海外旅行が、

 

最初で最期の旅行になりました。

 

闘病中も弱音を吐かず

 

可能な限り思う存分

 

やりたいことをやっていた父。

 

この辺は、

 

私も父の血をひいた気がします(笑)

簡易人工呼吸器を装着してから、

 

毎晩付き添いました。

 

病院から職場へ出勤し、

 

また病院に戻り付き添う日々。

 

 

看護師であるがゆえに、

 

父の身体症状から

 

命のカウントダウンが

 

始まったことを察しました。

 

 

12月3日、

 

どうしても学びたい講座があり

 

父の病状が気になりつつ

 

福岡へ出発しました。

 

 

 

現地へ到着し、

 

講座が始まるやいなや

 

母から電話!

 

 

「お父さんの呼吸が止まった!」

 

と。

 

そこから急いで

 

帰りましたが、

 

既に病院へ到着した時には

 

遠い所へ旅立った後。

 

最期の時を、

 

家族に見られたくなかったのか?

 

父は医師の実施した

 

注射と共に

 

帰らない人に・・・。

 

医師への不信感は、

 

今も残りますが

 

最期まで父親らしいな・・・っと

 

今では思います。

 

 

 

父の遺影写真は、

 

私が遺影用に

 

外泊した際に撮影しました。

 

怖い父でしたが、

 

今思えば、

 

父もまた

 

言葉でうまく相手に伝えられない

 

不器用な人間だった?

 

のかもしれません。

 

 

自分の感情を

 

うまく相手に伝えられたら

 

きっと今以上に

 

人間関係がよくなるでしょうね。

 

12月3日の命日に

 

言葉の大切さを

 

改めて考えた1日です。

 

 

お父さん

 

いつもありがとう。

 

 

では、

 

皆様も素敵な一日になりますように。